鹿児島へ… 一泊二日のチヌの落とし込みとプチキャンプ^ ^ 初日釣れたのはタマクエ(新魚種)53?2.2kg 最初見た時はライギョかと思った(笑) 2日目またしても… タマクエ59.3?3.0kg! 道糸4号ハリス3号 タマクエはタマカイ(絶滅危惧種)とクエのハイブリッド! 【近畿大学水産研究所所長 升間主計のコメント】 クエは成長が遅く、養殖では商品サイズの2kgまで育てるのに4〜6年、あるいはそれ以上の期間が必要です。このように長期間の養殖期間を必要とする魚種は養殖業として経営的に成立しないといわれています。 また、ハタ類は雌性先熟魚で、最初は雌として成熟し、成長や年齢が進むと雄に性転換して繁殖活動を行います。同じハタ類であるクエもタマカイも雌性先熟魚です。しかし、タマカイは、飼育下で精子を持つ成熟雄の養成の成功例は多いものの、雌については台湾の一部の養殖場を除いて、成熟した雌の養成に成功していません。クエとは異なり、成熟した雌の養成が困難な魚種で、マレーシアのような熱帯の生息場所でさえ、飼育しているタマカイは雌として成熟しません。しかし、精子を採取することは可能であるため、成長の遅いクエの卵に、成長の早いタマカイの精子を交配することで、クエの身質と、タマカイの成長を併せ持った新たな魚種の開発を行いました。 現在、国内でもタマカイの精子が利用できるように、今年8月から奄美実験場にて開始したタマカイの親魚の養成に取り組んでいます。
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