時刻合せの手間がかからない電波時計! 全国に2ヵ所 佐賀市富士町と福島県にある。 その狂わないはずの時計が、東日本大震災後、誤差を修正できない状態が 続いた。正確な時間を届ける独立行政法人・情報通信研究機構の (おおたかどや山標準電波送信所)が福島県田村市にあり、2ヶ月にわた って送信を取りやめたからだ。 この送信所は福島第一原発から約17?に位置し、震災翌日には職員が 全員退避した。5月中旬に送信を再開をしたものの、職員が常駐しない ために落雷などで再び止まりかねない不安な状態が続いている。 もう一つは佐賀市富士町(羽金山)にある。 近くの集落からは、高さ200mの黒っぽい電波塔が見える。 福島とは異なる周波数で発信し、遠くは関東まで約千?圏をカバーしている 今日は(時の記念日)671年天智天皇が皇太子(中大兄皇子)時代に 作った漏剋(水時計)が、初めて時を刻んだ日だという。 日本書紀はその瞬間を(鐘鼓を轟かし始めて漏剋を用いる)と書き留めて いる。(3・11)から早くも3ヶ月がたつ。電波時計は再び時を刻み 始めたが、家族や自宅を失い、その日から時が止まったままの被災者も多い 人々の心が癒えるには、どれほどの長い時が必要になるのだろうか!?
佐賀新聞 有明抄より!
|