今日は、こんな言葉をご紹介したいと思います。
『天、われに薄くするに福をもってせば、 われ、わが徳を厚くしてもってこれをむかえん。
天、われを労するに形をもってせば、 われ、わが心を逸してもってこれを補わん。
天、われを阨するに遇をもってせば、 われ、わが道を亨らしめてもってこれを通ぜしめん。
天かつわれをいかんせん。』
? 菜根譚(中国の古典) ?
田中角栄氏や、野村克也氏、吉川英治氏などの 著名人も愛読書の一つにあげる中国の古典である 菜根譚からの一節です。
意訳すると
『もし、天が、私に幸福を与えないなら、 私は自分の人格を磨いて幸福を手に入れよう。
もし、天が、私に肉体的な困難を与えるなら 私は、心の平安をもって対処しよう。
もし、天が、私にさまざまな災いを与えるなら、 私は、真理の力によってこれを切り抜けよう。
天といえど、こんな私をどうすることもできまい。』
という感じでしょうか。
私達は、とかく、都合のいい時だけ神頼みし、 都合の悪い事は、生まれのつきの運や才能、 つまり天のせいにしがちです。
ですが、それでは、発展性がありません。
この菜根譚のように、人生に対して、
『何が来ても乗り越えてやる! 来るなら来てみろ!』
というくらい積極的な姿勢の方が、 人生は好転するのではないでしょうか?
最近は、とかく”不運”を嘆きたくなるような事件や 出来事がたくさんありますが、
そんな中でも、
『自分には何ができるのか?』
『どうしていくのか?』
と自ら人生を切り開いていく姿勢が重要なの ではないでしょうか。
一緒に人生を、そして、日本と世界の未来を 切り開いていきましょう!
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