先日、興味深い実話の物語を聞きました。
嘘のような本当のお話です。 まずはお聞きください。
朝7時。田中さんは、いつものように目覚め、 本木ヒルズのマンションから出発です。
のんきな田中さんはゆっくりと黒塗りベンツの 鍵を開け、お迎えに出かけます。
誰を迎えに行くのかと言えば、 ある上場企業の社長を務める木村社長です。
努力に努力を重ねた叩き上げの社長。 中肉中背にグレーのスーツをビシッと着こなし、 その貫禄は誰が見てもエリートです。
その木村社長の一日は超多忙。
「今日のお昼は、総務部の酒井部長と昼食が取れるよう 手配しておいてください。それと明後日のミーティングは、 製造責任者も呼んでください」
出勤前にも関わらず、携帯電話を片手に、 後部座席から指示を出しています。
田中さんは木村さんの専属運転手というわけです。
朝早くから木村社長の住むマンションへ向かい、 夕方の4時まで社用の運転をこなし、 遅番の運転手と交代するまで頑張っています。
つまり、木村社長は資本家。田中さんは労働者。
誰が見ても直ぐにわかる構図です。
ところが、現実というのは面白いものです。
この二人の資産状況を見比べると、資本家と労働者という、 その線引きがあやしくなっているのです。
実のところ田中さんは、親の相続をきっかけに人生が変わりました。
少しながら受け継いだ資産を元に アパート、マンション経営を始め、 いまでは家賃収入だけで毎月数百万円。
マンション以外にも都心に一戸建てを持ち、 資産の合計は三億円以上。
実は労働者でもありながら、資本家でもあるのです。
その一方、木村社長といえば社宅のマンション住まい。
叩き上げの木村社長は創業者ではなく、サラリーマン社長です。 自社株以外にはあまり財産と呼べるものはありません。
普通のサラリーマンに比べれば給料は多いのですが、 社長業は目に見える仕事だけではありません。
毎月の接待、交際費もかさみ、自宅を購入するには 株を売らなければという状態なのです。
一般的な評価を脇に置き、銀行の目で両者を比べると、 明らかに田中さんの方が多額の資産を有しています。
経済的に余裕のある田中さんは、まさに大船に乗った人生です。 多少の事で気持ちを荒立てることはありません。
給料が少ないとか、ボーナスが少ないといった愚痴をこぼさなくても 毎晩、美味いお酒が飲めます。
いつ首を切られてもよい状態ですので、 会社の有給休暇をたっぷり取って夫婦で旅行も楽しんでいます。
それでも、資産はひとりでに増えていく…。
社長よりもはるかに豊かな生活が送っているように思えます。
以上が嘘のような本当のお話です。
私はこのお話を聞いたとき、世の中はわからないものだなと 思ったほどです。
このお話は決してどちらが良いのか?というわけではありませんし、 この実話から何を考えるのかは、人それぞれだと思います。
ですので、今回は時間や経済的なことはお話をする気はありません。
ただ一つ言えることは、きっと多くの方が、 「田中さんのような気楽な人生も楽しそうだな。でも自分とは縁がない話…」 そう思うことでしょう。
ところが、こういった人生も送ることが誰でも出来ることは可能です。 誰でも平等にチャンスがあります。
サラリーマンをしながらでも時間や場所に囚われない サイドビジネスを立ち上げれば、あなたも資産家になれるのです。
ところが多くの場合、サラリーマンをしていると、 他の仕事を考えるだけでも、なんだか罪悪感を感じることがあるでしょう。
その為に、休みの日も仕事の為にゆっくりと休むことに専念したり、 会社の為に何かのスキルアップにチャレンジしているかも知れません。
会社、会社、会社…。そんな会社第一主義で、 自分の成功を置き去りにしてしまう場合が多々あります。
自分が成功することよりも、会社の歯車になることに 専念してしまうのです。
本当は経済的な自由を手にしたいのに、 自分が成功することに許可を与えられないのです。
大切なことなので、もう一度申しあげます。
自分が成功してもいいんだ!という許可を自分自身へ 与えることが出来ないのです。
だから、変わるキッカケを手に出来ないまま、 人生を消費していきます。
逆に、自分への許可を与えることができさえすれば、 夢は意外と目の前にあったりするものです。
特に不動産投資の場合、最初の一棟さえ手に入れば、 実績が認めれ、資産が一気に増えますから、 トントン拍子で人生が変わることが多々あります。
そのポイントは、
「私は自分の為にお金を稼いでお金持ちになってもいい!」
という許可を与えることが変化への第一歩です。
たったこれだけでも、人生は大きく変わってきます。
私自身、ロバートキヨサキの本を13回読み、 小さな許可が出ただけで、今の資産を築く最初の 一歩が踏み出せたのです。
しかし、この許可を与えるというのは、 言葉では簡単ですが、なかなか直ぐに出来ない場合もあります。
これは人生が変わってもいいという許可をするわけですから、 間逆の例えをするのであれば、
刑務所に入ってもいいんだよ。
というぐらいのことを 自分自身へ認めさせるほど大変です。
頭では分かっていても、 心の奥底から自分の成功を認めることに 最初は強い抵抗があるものです。
ではどうすれば自分自身へ正しい許可が出せるのか?
これらのテクニックは多々あります。
変わらなければ死んでしまう状況に出会い変わる人もいるでしょうし、 心理学的に自己暗示をかける方法や多くの自己啓発系セミナーに参加するなど、 多種多様の方法があります。
巷の本屋さんへ行けば腐るほどのノウハウ本が溢れていることでしょう。
ところが、私が最も効果があると思える方法は、 凄くシンプルです。
難しいテクニックもなどを使う必要はありません。
実は、許可を与える最も単純な方法は、
「なんだぁ?みんなやってるのか?!」
と、一人でも多くの成功者の話や理論を聞くだけでいいのです。
サラリーマンから大家さんになった方法や、 奇跡の大逆転を起こした人のお話などを聞き、
「もしかしたら私もこれなら出来そう」
そう思える話や理論を見て聞くことが大切です。
もし、すっと自分の成功を許可ができない、或いは、 許可が未だに出来ていないのであれば、 自分と重なる箇所の多い成功者のお話を聞いてください。
何度も何度も聞いてください。
そうすることで、成功にもっと必要な自分への許可が 与えられるようになります。
その時、あなたの成功への歯車がカチッと回りだす 音が聞こえることでしょう。
ではまた。
不動産投資実践会の 中村 です。
今日もご覧頂きありがとうございます.
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